こども日本語講師向け|【基本】ひらがなの教え方

私たちは、子供たちを対象にオンラインで日本語を教えています。

日本語を子供へ教えること。ましてやオンライン。多くの工夫が必要です!大人であれば通用してしまう事も、子供へは通用しない。元々持っている知識量も違えば、学習に対する集中の深さや継続時間も全然違います。

残念ながら『日本語を勉強したい!』と、自らの意志で学習を初めてくれた子はいません。殆どが、いづれ日本に行く計画があるので今のうちに触れておきたいとか、海外在住だけど両親のどちらかが日本人なので子供にも学んでほしいとか、または転勤で日本にやって来たので子供が学校に馴染めるようにフォローして欲しい!といった背景があっての日本語学習なのです。

ですので、子供たちが学習を楽しく続けてくれるよう、私たちがどのようにオンラインレッスンを行なっているのかご紹介したいと思います。

目次

内容

基本の46文字のひらがなの学習と、関連する語彙に触れていきます。

かみやノート、ぺんを用意してもらって、テンポ良く進めていかないと簡単に飽きられてしまいます。ただスライドを見せて話していても子供は退屈間違いなし!なので、講師がぺんツールやマウスを使用して正しい書き順の披露をしてあげることは必須です。

教え方の工夫

今から学ぶひらがなは何?

まずは、読み方・ひらがな・画数が書かれたスライドを提示。カタチを真似して書く!ということから始めます。(子供はまず書きたがります。)お手本をかきながら、い〜ち!に〜い!さ〜ん!と画数を言ってあげることもとても大事です。

そのひらがなって、どう使われるの?

ひらがな1文字を知っただけでは意味がないので、同時に語彙にも触れ、日本語ではこう言うんだ!という知識を少しずつ増やしていきましょう。子供の聞く力を活用し、音で覚える感覚を大事にしましょう!

カタチを覚えてほしいから、クイズ!

子供は、文字をカタチで覚えていく傾向があります。大人とは違う点ですね。その性質を利用して簡単なクイズをしてみましょう。簡単でいいのです、子供の自信に繋がります!

補足

気をつけたい点としては、以下の2点があります。

  • 子供の学習スピードによって、1度に学習するひらがなの量を調整してあげましょう。
  • 教える順番を工夫してみましょう。規則正しくあいうえお順で教えていくべきか?画数の少ない順、似ているカタチごと・・など教えやすさ、吸収力を考慮してアレンジしましょう。(正解はないと感じます)

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この記事を書いた人

東京都出身。元航空会社勤務。現在は日本語講師として、国内外問わず、こども達を対象にオンラインレッスンを実施。元々ボランティア活動で社会人に日本語を教えていた経験あり。その後、コロナ渦で”こどもの学び”がストップしてしまった時期に『日本語を教えてほしい』という依頼があり、本格的に講師活動を開始。2021年4月、CCDLを設立。

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