こども日本語講師向け|【応用】濁点・半濁点つきのひらがなの教え方

日本語を子供へ教える。ましてやオンライン。大人であれば何とか通用する事も、子供へは多くの工夫が必要です!元々持っている知識量も違えば、学習に対する集中の深さや継続時間も全然違いますね。レッスン中にお絵描きが始まってしまった事もあります(笑) ですので、子供たちのフォーカスをしっかり画面の中の先生に向けてもらうためにも、私たちがどのようにオンラインレッスンを行なっているのか、ご紹介したいと思います。

目次

内容

今回は、『Small ひらがな』の【つ・や・ゆ・よ】と、の学習『Tenten Maru ひらがな』いわゆる【濁音・半濁音】の学習です。ここでは、書くことよりも、発してみることがとても大事です!

教え方の工夫

それって、どうやって言うの?

学習済みのひらがなの”カタチを変える”と、どんなことが起きるのかな?こども達は文字をカタチとして見ているため、そんな観点から導入してみると良いかもしれません。そして、発音の真似をしてもらいましょう。

『先生〜発音が難しいよ〜!!』と言われがち。ほとんどのこどもが正確な発音が出来ません。その発音の矯正を行なっていくうちに笑いの方向へいく事も多いのですが、それで良いのです!楽しく、印象付けていきましょう。

それって、どう使われるの?

Smallひらがな・Tenten Maruひらがなは、使う機会がとても多いのです。身近な語彙の例を挙げて、『あ!ここにも使われている!』と気づいてもらえる事が理想ですね。また、どの程度小さく記載すれば良いのか(1/4サイズが理想) 、一緒に練習して見ましょう。

補足

気をつけたい点としては、以下の2点があります。

  • 大きなひらがなと小さなひらがなは、別の機会に教えてあげた方が良いです。こどもの場合、完全に混乱します。
  • 濁音・半濁音のような文法用語を使うのは避けましょう。『小さくするマジックをかけてみよう!そうするとこうなるよ!』のようなワクワクする用語を使ってレッスンを進めていきましょう。

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この記事を書いた人

東京都出身。元航空会社勤務。現在は日本語講師として、国内外問わず、こども達を対象にオンラインレッスンを実施。元々ボランティア活動で社会人に日本語を教えていた経験あり。その後、コロナ渦で”こどもの学び”がストップしてしまった時期に『日本語を教えてほしい』という依頼があり、本格的に講師活動を開始。2021年4月、CCDLを設立。

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